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ジェントライトが5,500Kの理由を教えてください。

国際照明学会CIEが設定した標準光としては6,500Kですが、6,500Kの光は鈍く青みがかった光を発しているように見えることも事実です。

色温度が高いほど青みを帯びた光(涼しい色味)、色温度が低いほど赤みを帯びた光(暖かい色味)となります。

高い色温度の光は、ブルーライトの波長域を多めに含む光であることから、集中力ややる気を促がす光となり、より低い色温度の光4,000K等は、リラックスに繋がるような部分がございます。

仕事や勉強というシーンでご利用頂くことが多いジェントライトにおいては、一定の色温度を保ちながらも長時間使用されるという点において、より優しい安らげる光(=疲れにくい)、柔らかい光を提供できるよう5,500Kの色温度を採用しております。

『自然光に近いスペクトルを持つ光。具体的には、CRI(演色評価数)が95以上で、色温度が6,500Kである必要があります。』といった記載が一部のサイトにありますが、弊社でのフルスペクトルの定義とは、太陽光と同様に全ての波長域において光を発し、色の再現性があるものと考えています。
例として、一般的な白色LEDは、ほぼ青い波長域に集中して光を発し、白色に見えているものであったり、三波長形の蛍光灯などは、赤・緑・青の波長域を突出させ、疑似的に白色の光を表現していたりするものとなります。

色温度は高ければ高いほど、低い波長(青や紫の波長域)のエネルギーが強く、低ければ低いほど高い波長(赤い波長域)のエネルギーが強くなります。

そのため低めの波長に集中して光を発することで6,500Kの色温度を再現することは可能ですが、それでは太陽光と同一と言えるとは思えません。

色温度だけではなく、演色性においても数字だけを参考にしないことが大切と考えております。

演色性は、太陽光における色の再現性を100として、その光源における各色の色の再現性がどれくらい太陽光に近いかという数値になり、演色評価指数は15色ある色の指標のうち、R1~R8の8色のみの色の再現性で決められる数値となります。

太陽光は全ての指標において色の再現性が高いのに比べ、一般的なLEDでは再現性の低い赤や青の色味は、このR1~R8を超えた指標(赤R9、青R12)となっているため、R9~R15の指標で色の再現性が低くとも、R1~R8の色の再現性だけが良く、CRI(演色評価数))が高くなっているデスクライトが多いのが実状です。

色温度や演色性の数値も大切ではありますが、実際にどれくらい太陽光に近いなだらかな波長を持ち、太陽光に近い色味の再現性を持っているか、弊社では、この点に重点をおいてデスクライトを開発しております。

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